90年代シーンにおける男臭いバンド・イギリス代表〜The Almighty
80年代も後半に入り、それまでのLAメタルが若干陰りを見せ新たにスラッシュメタルがシーンを賑わせていた中、ひとつのバンドが90年代ヘヴィネス・シーンを決定づけた。彼らの名は
Pantera
もう、見た目から
いかつい
毎日三食肉食ってますって感じだwこんな奴と個室で2人っきりだったら、とりあえず持っているありったけのガムをあげてご機嫌伺ってしまいそうだ…何だそりゃ💦
以前もちょっと似たような対抗戦のような記事を書いたことあるんだけれど…
このPanteraの男臭さに対してイギリスが誇る男臭いバンドと自分が思っているのが今回紹介するコチラ
The Almighty
そこまで咆哮ばかりではないが、それでもほとばしる肉食系なボーカルとグルーヴィな感じはパンテラにも充分対抗しうるパワーを持っている‼️
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個人的にはもっと評価されるべきだったバンドのひとつだと今でも思っているけれど、なかなかそうはならなかった。特に日本では…。それは何故だろうか❓あくまで個人的な意見ではあるが、結局のところ、イギリスのバンドが日本のHR/HM市場で人気が突き抜けない要素の一つにあるのが、どうしてもイギリスの攻めるタイプの音楽をしているバンドにはつい溢れ出てしまう
パンキッシュさ
があるからなんじゃないだろうか❓LAメタルが盛り上がっている時のThe Dogs D'AmourなどパンキッシュなHR/HMは一部(ハノイ、ガンズ、ワイハ)を除いて結構苦戦をしいられる事が多い。日本人のHR/HMファンが好きなイギリス音楽っていわゆる
であって、パンクではない。何でか❓それは永きにわたり雑誌などで完全に
HR/HMとPUNKが住み分けし、互いの音楽を嫌悪しあっていたから
だろう。ジューダス・プリーストとセックス・ピストルズは両立しない関係にあったのだ。もちろん、実際にアーティスト側もそういう発言は見られる。が、実はスラッシュ四天王と言われるバンド達もカヴァーでパンク愛を隠していないし、ファンが思う以上にメタルとパンクは意外と交流していたりする。また、特にこの年代はしのび寄るパンクを背景にした
の影が尚更、HR/HMファンの耳をパンキッシュな音楽への拒否感を強い物にした。スケーターズロックの一つだったスイサイダル・テンデンシーズもHR/HMファンからは見向きもされなかったけど、それも同じような側面があると思う。
日本の攻撃的なメタルが好きな人は、どっちかと言うと高速ダウンピッキングで音がより詰め込まれた
VENOMに起源があるような音を好む。
m.youtube.com一方、彼らの音は攻撃的ではあるが、やっぱり音圧が濃いのにどこかパンキッシュで音に隙間の妙があるかき鳴らし系の
Motörheadタイプなのだ‼️
そういう音は意外と本家以外なかなか日本では受け入れられない。だから彼らの最高傑作だった作品もかなりカッコ良いのだが、なかなかどっちのジャンルからも受け入れられない物になってしまった。
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彼らのライブ前はいつもこのコールが鳴り響いていた。
オール・ファッキン・マイティー✊
尖っていた頃の熱い彼らの音楽は間違いなく男臭い…いや
真の漢の音楽だった‼️
現在ボーカルのリッキーは今はシン・リジィの現代版と言われるブラック・スター・ライダース加入。
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このバンドでの活躍を見せられると年齢を重ね渋みと深みが出て
いい意味でまるくなったなぁと感じる。
だから今更怒りを撒き散らす音楽をしてもなぁと思うので再結成までは望まないけれど💦
読んだ方は是非🙏↓