2019年購入したCDで個人的グラミー賞
いわゆるメインストリームとはかけ離れた音楽を普段から聴いている自分の年一回のイベント。個人的グラミー賞の時期となりました(誰も待ってないけどw)。ルールはあくまで2019年に発売された物から決めているので中古で購入したものなどは審査の対象外となっています。昨年は、なかなか大ハマりしたCDがちょっと少なめだったかなぁ〜ってのが正直な印象だったけれど、また聞き直してみようかなと思う物も出てくるから、こうやって振り返るのも大事だなと、当時ハマらなかったCDを再び棚から取り出し、まるで
時を戻す
かのように聴き返したりしながらまとめてみた。
それでは最初は
2019年 BEST TUNE
受賞者は
⭕️Billie Eillish「Bad Guy」
Bring Me The Horizon「Medicine」
Tobias Sammet's Avantasia「Maniac」
ってか、いやぁ〜
ベタすぎてゴメンなさい💦
本当のグラミー賞ばりの選曲ですな💦でもね、どうも昨年ってアルバムとしては良かった物もあったけれど、キラーチューンという意味では、今ひとつ少なかった感じで…。つい、この記事らしくない選曲をしてしまう事に…。でも、やっぱこのベースラインカッコいいよねぇ。アルバム全部聴くのはちょっと体力いるけどね。個人的にはもうちょいバラエティ欲しいんだけどさ。話変わるけどベビメタはグラミー賞ノミネートならなかったかぁと残念。初登場13位は自身が持つBillboard日本人女性ランキング更新して期待してたんだけどなぁ。いずれにしても世界のアイドルになった事は嬉しいけどね。ちなみに一番聴いた回数としては娘がMVに合わせて踊り出すFoorinの「パプリカ」だったんだけどね。やっぱ親になるとさーこうなるんだねw
ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?
- アーティスト:ビリー・アイリッシュ
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2019/03/29
- メディア: CD
さて、ではそろそろ「らしく」いきたいと思う。
新たなロックの可能性を示したで賞
⭕️Set It Off
以前もたっぷり紹介したバンドなんだけれど、R&Bとロックの融合は、多くのバンドが取り入れているけれど、その中でもダントツのセンスを感じさせてくれる。賛否はあるだろうけれど、この貪欲さが逆にロックなのかもしれない。
他の候補も、既成のロックという概念にとらわれず他ジャンルとの融合や打ち込みを駆使したりとチャレンジ精神旺盛なバンドが並んだ。まぁ、賞のタイトル自体がそれを目的としてはいるんだけどさw
Bring Me The Horizon
Fever333
H.E.R.O
Cyhra
さて、受賞者の曲は過去記事でも、たっぷり紹介しているので、そちらを参照してもらいたい。なので、ここでは惜しくも受賞を逃した(まぁ、受賞したところで何にもならない賞だけどw)Cyhraから。このバンドは元Amarantheのボーカル・ジェイクと元In Flamesのギター・イェスパーが中心となっている、その界隈ではスーパー・バンド。1stに比べイェスパーのギター・ワークが更に大人しめかなぁとは思いつつも楽曲は粒揃い。甘く切ない声とメロディーがHR/HMファン以外にも届くのではないかと思うのだが。
ただ、イェスパー好きにはやっぱり彼らの1stの「Karma」のイントロで痺れて欲しいかなぁ。気になったら探してみてほしいです。
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次は、更に進化/細分化していくロックの可能性に対して
古き良きRockを感じさせるで賞
⭕️Northtale
Crazy Lixx
The Brink
Catfish And The Bottlemen
アメリカのロックが下火になり、それでも出てくるバンドのタイプと言えばGreta Van Fleetのような70年代を彷彿させるタイプばかり(それはそれでカッコいいのもあるんだけれど)という状況とは異なり、欧州では「スリーズ・ロック」の名のもとに、自分世代のロック・バンドが量産されている。ここで挙げたCrazy LixxやThe Brinkはそのタイプと言っていいだろう(個人的にはもっと軽薄/きらびやかでも良いんだけどね)。ただ、今回、受賞したこのNorthtaleは、いわゆるメロスピだ。このタイプも最近はサウンドやコーラス、プロダクションが整って日の打ちどころがないくらいカッコ良すぎる物が多いんだけれど、ちょっと90年代を彷彿させるのがど真ん中に来た‼️つまり若干ダサいのだ(あくまで良い意味で使っているんだけどね。一応w)。下の曲のイントロを聴いて欲しいのだが、モロにちょうどいいダサさが感じられる。まるで(キスケ/デリス問わず)勢いのあった頃のHelloweenのようだ。
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ちなみに最後のCatfish And The Bottlemenは、いわゆる普遍的なギター・ロック。本人達が「最近のバンドは、様々な方向に行きすぎている。ギター・ロックにはまだまだ可能性がある」みたいな事を言っているだけあってあくまで正攻法‼️だから英国では奮闘も米国でチャートで惨敗だった時は米国のロック離れは深刻だなぁと本気で感じた。良作だったんだけどなぁ。彼らの曲はコチラでも紹介しています。
なんか、語りすぎて長くなりすぎてしまっているなぁ。まぁ、いいかw次は
ベテランが張り切ったで賞
Tool
2019年は大御所が久々の新作をリリースっていうのが多かったかなぁ。前作から10年以上なんてのもあるしね。まぁ、自分も音楽との付き合い方も変わってToolのように10分以上の曲をじっくり聴くとか激しすぎる曲を聴き込むという体力がなくなってしまったってのもある中で純粋に楽しめたのがコレ。チープな打ち込みが同郷のKraftwerkにも通じて実にドイツらしくて思わずニヤッとしてしまう。
他にも次世代メタルを担うかもしれないSavage Messiah。
デス・メタルにモダンヘヴィネスを絡ませ欧州のフレーバーをたっぷり取り入れたAs I May。
まるで映画のようなSEの導入を駆使し近未来的なロックを奏でるStarset。ちなみに今作は日本盤の発売はなかったけれど、ラルクのHydeとも親交が深い。
Mastodonのようなテクニカルでアートを感じさせるBaroness。
など、振り返れば良作はあったにはあったかなぁとは思うけれど、なかなか大ハマりには至らなかった2019年だった気がするなぁ。そんな中で最後は
みんなに聴いて欲しいで賞
⭕️Set It off
Babymetal
Cyhra
結局、今年は彼らに始まって最後まで彼らを超えたバンドはなかったっていう感じかな。昨年は彼らにハマっていた期間が長かったから。
いや。長過ぎたのかもしれません‼️
結局気に入り過ぎて過去3作品も購入しちゃったしなぁ。元はパンク・バンドからスタートしてのこの手の変化は最近の米国バンドには珍しくない状態なんだけど、チャート的に結果をしっかり出しているのは正直Fall Out BoyとPanic! At The Discoくらいが現状。Set It Offは彼らより更にR&B、Hip Hopに踏みこんでいるけれど、あくまで完全そっちに行く一歩手前で踏み止まっている感じがある。そう、彼らはあくまでロック側にいるのだ。因みに、自分の中で、この際の逆側にいるアーティスト。つまりR&B/Hip Hop側からRockに踏みこんで完全にRockに行く一歩手前で踏み止まっているのがPost Maloneって感じ。ここまで行くと苦手になってしまうってこのイメージが伝わるだろうか…。
もちろん自分も全てのバンドがこのような方向に向かって欲しいとは思っていないし、もっと純粋にロックが盛り上がり米国で今一度復権を果たして欲しい思いはある。ただ、遂に本当のグラミー賞ではロック部門はテレビ中継さえ外された現状。せめてこのような形ででもロックを残していかないと米国では一部のベテランがライブを駆使しながら生き残るのを除き本気で絶滅してしまうのではないかとさえ思ってしまう。まぁ、そんな小難しい事を言わずとも十分楽しめるホンモノの才能もあると思うので食わず嫌いせずに是非聴いて欲しい。昨年のアルバムの曲はここにも載せている以前の記事にあるので、今回は過去作から‼️
読んだ方は是非🙏↓