いつの間にかサクッと新譜。しれっと黄金期メンバー〜The Wildhearts(ザ・ワイルドハーツ)
以前も紹介した事があるバンド
The Wildhearts
自分が一番音楽に熱かった頃に一番好きなバンドだったと言っても過言ではない。それだけ心底惚れていたのだが…解散や再結成、バンドの中心人物 ジンジャーのソロ活動などの手の広げすぎ感などのドタバタについていけなくなり、結果作品も買ったり買わなかったり。そしてバンドもいつしか作品のリリースが途絶えて、いつの間にかもう10年が経過していた…のだが、ある時、タワレコオンラインでポイント10倍セール期間中に何かめぼしい新譜がないかとチェックしていたら…
5月3日に10年振りの新作がサクッと出ていた‼️
【送料無料】 THE WiLDHEARTS ワイルドハーツ / Renaissance Men 【CD】
- ジャンル: CD・DVD・楽器 > CD > ロック・ポップス > ヘビーメタル・ハードロック > アーティスト名・W
- ショップ: HMV&BOOKS online 1号店
- 価格: 2,592円
もしかしたら、ファンの間では周知の事実だったのかもしれないが、彼らから永らく離れていた自分。雑誌などで常に新譜情報は確認していたのだが見落としていたのか…それとも実際に掲載されていなかったのか…いずれにしても新作の情報に一瞬我が目を疑ってしまった…。更に信じられなかったのが、そのジャケを見た時だった…
ダ…ダニーがいるじゃねぇか‼️
向かって右端にいる男…そう彼は初期から中期のワイハを支え…いや、むしろジンジャーの右腕のような存在だったベーシストだったのだ。
ドラッグにより一時生命の危険が生じるほど中毒状態が悪化し、アーティストとしての活動不能
となって以降、少なくとも自分には全く音沙汰がなかった(その後調べてみたら動脈瘤で膝から下を切断したり自身のバンドもあったりと色々あったようだが…)彼の姿があった事に感動というより衝撃を受けた。
ただでさえ10年ぶりの新作。しかもこのメンバーで。これはいかに離れた人間とはいえ買わないわけにはいかないと購入を決意‼️
アルバムは黄金期のメンバーが今回再結集する前最後にレコーディングしたあの93年の名曲「Caffeine Bomb」の続きをするがごとくソリッドなリフで幕を開ける。
作品全体の印象としては、今回はどっちかというと勢いを重視したタイプが多く、彼ららしい、誰もが歌いたくなるようなシンガロングな曲
そして、胸をキュンとさせてしまうようなメロディアスさ
はちょっと少なめで持ち味のカラフルさに欠ける感は否めない。
セールス的には、もうピークは過ぎてしまっているかもしれない。自ら招いた感もあるが90年代においてそうなれる素質は間違いなくあったが遂に時代の寵児にはなれなかった彼らが今から頂点に立つことは不可能かもしれない。しかし、そんな事はどうでもいい。なぜなら今作は、このメンバーが再び手を取り合った事が今回の最大の売りなのだから。結成は1989年。奇しくも今年で30周年。当時と異なりロックがメインストリームから遠ざかったこの時代に彼らが再び
「P.H.U.Q.」の狼煙を上げた‼️
読んだ方は是非🙏↓