90年代イギリスで起こったHR/HMとPUNKの融合〜The Wildhearts
HR/HM界隈では知名度が高いみんなが歌って暴れられるバンド‼️それが
THE WILDHEARTS
ワイハと言われ愛されて来た彼らの最大のヒットと言えばこちら
THE WILDHEARTS - I Wanna Go Where The People Go
収録されているアルバムは
「P.H.U.Q」
であることに異論はないと思う。何て読むかは言わないけれど、良い子の皆んなはそんな言葉発しちゃいけないよ😏
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でも、自分が個人的には推したいのが実はこっちなんだよねぇ
「FISHING FOR MORE LUCKIES」
で、この曲はなかなかの衝撃だったなぁ。例えるならば、
The Beatlesが世の中に対して不満を持ち、Sex Pistolsに影響を受けて曲を作ったけれど、その曲をMetallicaに提供して演奏させたら勝手にテクニカルにアレンジしちゃっているみたいな❓
って、何のこっちゃ💦と思うかもしれないけれど、上記3つのバンドを知っている人であれば聴いてもらえると納得するのではないだろうか。
日本とイギリスやヨーロッパで成功を収めたけれど、アメリカ制覇も出来たんじゃないかなぁ。それだけの力は持っていたんじゃないかなぁと思うんだけれど、なかなか現実はそうはいかなかった。まぁ、Sex Pistolsもそうだったしねぇ。英国産のpunkってなかなか難しいよなぁ。いわゆるこのバンド。中心人物のGINGERがHRバンドのQuireboysに在籍していたからではあるけれど、日本では主にHR/HMマーケットで売れた。ただ、音はHeavyでも、やはり基本となる曲調はpunkだったと思う。
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けれど、その独特の音は唯一無二過ぎて当時流行っていたメロコア(Green DayやOffspring)系にもはまらず、あくまでHR/HM市場からPunk市場へ飛躍していくことはなかった。そう言う意味ではMotörheadと同じ道とも言えるし、或いはジャンルの狭間で苦しんだ人達と言えるのではないか。
でも、一時期、ブリットポップの対抗馬としてブリットロックという言葉も生まれたのだ。その主たるバンドがThe Wildhearts、The Almighty、Therapy?、Terrorvisionなどで、この辺は自分、全部
バチコンだ‼️
って、バチコンって…😅
ただただ残念なのは、このバンドの中心人物であるGinterなる男。癇癪持ちで何度も何度もバンドを解散させたり復活させたりしてしまい、どうしても根を張った地道な活動が出来なかったこともマイナスだったと思う。
一方、解雇されたり脱退したメンバーたちもたくましく良質なアルバムを作っていきこのバンド関連メンバー全体が与えた影響はイギリスや欧州では少なくないと思う。ちょっと触りだけでも言うと…
Whatever(元ドラマーのステディが在籍)
Honeycrack、The Jellys(共に元ギターのCjが在籍、その後Cjはワイハへ戻る)
The Yo-Yos(元ベースのDannyが在籍。あのSub Popからもリリース。ただ、彼はその後薬物問題などを抱えてしまう😢)
他にも、彼らの影響を受けイギリスでデビューしたと言えば
3 Colours Red
そして欧州へ目を向ければ
Hybrid Children
などもその影響下に間違いなくあるだろう。
更に後に出てきた
HellacoptersやHardcore Superstars
の大躍進も彼らの出現なしには、なかったんじゃないかなぁと思う。両バンドとも後にそれぞれ個性を出して音楽性を発展させていくことになるけれど、いずれも基本は
ロックでメタルテイストもあるパンキッシュなバンドだ。
ただ、そういった音楽性の形容が一番似合うバンドの多くはやはりワイハがいたからこそなんじゃないかなと思う。
アメリカとは異なるシーンを作り出したのに、どうも評価されているようでいまいち乗り切れないGinterという人はつくづく不運な男だと思う。
PunkもHR/HMはおろかオルタナさえも飲み込んだ彼らの音楽はジャンルの形容をする事は難しく、そこに不運もあったが、90年代のイギリスが生んだ
稀代のソングライターである事は間違いない。
って事で最後に彼らの曲で一番自分が好きな曲。実はこれ
シングルB面の曲というマイナーさw
なんだけどベストが出た時に入っていてかなり嬉しかった‼️
イントロ長いのだけ気をつけてねw
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読んだ方は是非🙇します↓