佳◯(よしまる)流 家計のそもさん/せっぱ

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逆風の中で見せた意地の1枚‼️アイドルからの脱却を図ったターニングポイント〜「Keep The Faith」/Bonjovi

洋楽アーティストで日本でここまで誰もが一曲は知っているであろうメジャーな存在は他にはいないのではないだろうか❓それくらい圧倒的な支持を得ている彼らだが、おススメや代表作と言われると大体

最大のヒット作「Slippery When Wet」

勢いそのままにこれまたヒットした「New Jersey」

90年代の不遇を経て復活した「Crush」

あたりになるのではないだろうか❓

 

 

でも、自分は彼らの作品の中では実は圧倒的に今回紹介するこれが一番だ‼️

Keep The Faith/Bonjovi

この作品は、1988年リリースされた「New Jersey」以降2年にも及ぶロング・ツアーで合計で300を超える公演を行ったハードスケジュールでメンバーが消耗しきってしまい、疲労とストレスからメンバー間の口論やトラブルも多くなり、解散も噂されるようになった。そしてメンバーがバハマ諸島で話し合いの場を設け、数年間ツアーやアルバム制作を一旦中止し、全員で休養を取ることに合意し、そこから再度アルバム制作をすることを誓い合った。そして、

その絆と信念を確かめ合うように1992年満を持してリリース‼️

 

しかし、その間に…

音楽業界は一変していた‼️

 

これまでの華やかに彩られたロックは過去のものとして語られ、より生々しいロック。いわゆるオルタナティブ/グランジが世を席巻していた。

 

今やダサいと言われたロックを代表する彼らがそんな中でリリースしたこのアルバムは全米で

最高位5位だった。

今、改めて振り返ればあの状況を考えれば健闘したなと言えるのだが、やはりその前2枚(「Slippery〜」と「New〜」)のヒットを考えれば物足りなさは否めなかった。

※余談だけど、全英では1位だった。イギリスは日本と並ぶ彼らをアメリカより高く評価している国で実は、殿堂入りもアメリカでは2017年にやっとって感じだったけど、イギリスでは2006年に既に殿堂入りしているのだ。

 

ただ、このアルバムは彼らの歴史的には実は大きな変化があったように思う。このアルバムでは、らしさをしっかり残しながらも、鳴らされる音は

より逞しく、より力強くなっている。

自分達の信念を信じるかのように高らかに宣言する

I Believe

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そして信念を貫く姿勢を通した

「Keep The Faith」

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これまでの彼らは、優等生でありながらもどこかやんちゃな

ハードロック界のアイドル

だったが、ここで遂にそのジャンルの枠を超え

U2やクラプトン。そしてジョンが敬愛するスプリングスティーンといったメインストリームへと駆け上がった。

※またまた余談だが、以降彼らの音楽からU2っぽさも時に見せるようになるけど、実際にジョンとU2のボノは家族ぐるみで仲が良いらしい。

 

以降、彼らの音楽はハードロック〜カントリーまで振り幅はあれど、全てBonjoviの音楽として消化することが可能になる。それも、自分はこの1枚があったからなんじゃないかなぁと思ってしまうのだ。

 

もし、彼らがここで再度華やかなロックで勝負していたら、もしかしたらバンド生命は断たれていたかもしれない。このアルバムはそういう点でも非常に価値のある

ファインプレーだったように思うのだ。

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Keep the Faith

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