アリチェンなき後のイス取りゲーム〜TANTRIC
以前オルタナティブの異端児として記事を書きましたが
彼らのその重くうねりのあるサウンドは新たなHEAVY MUSICとして多くのアーティストに影響を与えた。その本家である彼らがボーカルのレイン・ステイリーの薬物問題で活動休止を余儀なくされている間、多くのバンドが彼らの位置に取って代わろうとしていた。
最終的には、異論があるかもしれないけど自分の中ではその場所は
GODSMACKが射止めたんじゃないかなと思う。
ここ日本では売れなかったけれど…💧
まぁ、本家よりずっと肉々しいんだけどね。
今回、紹介するのはその椅子取りゲームに参加していたバンド。それが
TANTRIC
彼らを語るにはこのバンドを語る必要がある。その名は
DAYS OF THE NEW
だ。彼らが97年デビューした時はメンバーが全員まだ10代で、かのスコット・リット(R.E.Mの主要アルバムを手がけNIRVANAの「MTVアンプラグド・イン・ニューヨーク」も手掛けている)が惚れ込んで新人バンドに破格のアルバム6枚分の契約を結んだのだった‼️
このバンドの特徴は
HEAVYなオルタナティブをアコースティックで演奏する
というものだったのだが、フロントマンのトラヴィス・ミークス(TRAVIS MEEKS)を除いたバンドメンバーが立ち上げたのが、このTANTRICなのだ。
※ちなみに個人的にはDAYS〜はその後もメンバーチェンジが激しいので、ちょっとトラヴィスという人物に何かあるんじゃないかなと感じてしまうw
このバンドでも、アコースティックな解釈を多く取り入れながらも、一方で普遍的なロックとしてのアプローチも取り入れてあり、自分としてはより好みのサウンドになっている。
シルヴェスター・スタローン主演の映画「DRIVEN(ドリヴン)」
のサウンドトラックにも収められスマッシュ・ヒットし、1stは100万枚と順調なスタートを切るも徐々に下降線を辿る💦1st以降は日本でも未発売(切ない😢)だけれど、この1stが色褪せない輝きを放っている‼️
オルタナって聞くとHR/HMファンは拒否反応しちゃうけれど、ストテン、アリチェン、ニッケルバック同様、先入観を捨てて聴くと驚くほど普遍的なアメリカン・ロックを感じることが出来るはずなので是非聴いてみて欲しい。
そしてボーカルの顔が
その美形に似つかわしくない程のぶっとい声におのののか
ではなく、おののくがいい…苦しい💦w
個人的にはコーラスワークの作り方とか、当時一番アリチェンに近かったんじゃないかなと思ってたんだけどなぁ〜。わからないもんだ。
読んだ方は是非🙏↓