佳◯(よしまる)流 家計のそもさん/せっぱ

家庭(または企業)のスリム化や資産運用を応援のはずが今やただの雑記ブログに…w

METALLICA、SLASHにも愛された。現代ヘヴィネスにもっとも影響を与えた過小評価アーティストーALICE IN CHAINS

時は90年代。80年代のHR/HMがGUNS N' ROSESを最後に下降線を辿る中、新たな勢力が台頭して来た。その筆頭は

NIRVANA

であることは、もう誰もが異論はないだろう。このBlogで何度も言っているが、ここで日本では従来のHR/HM勢といわゆるオーソドックスなROCKやPUNK系でこの時代の流れをそれぞれの雑誌で分断してしまった事により、その後、双方ともに理論破綻していってしまう。ここにはカート・コバーンアクセル・ローズと犬猿の仲(というかカートがアクセルをとにかく毛嫌いしていた)だったことも要因だったのではないかと思う。この件によりHR/HM雑誌はオルタナを毛嫌いし、一方ROCK/PUNK系は、その存在自体にPUNKの精神を宿していたガンズを

80年代の古い音楽として切ってしまった

00年代に入りHEAVY ROCKが確立していく中で、KORNLIMP BIZKITRAGE AGAINST THE MACHINEなどに見向きもしなかった。むしろ否定さえしていたHR/HM雑誌はDISTURBEDSLIPKNOTの存在でさすがに現代ヘヴィネスを無視する事は出来なくなり、一方ROCK/PUNK系雑誌も彼らの明らかなHR/HMへの接近は、もはやHR/HM方面に一定の評価を下さなければ、音楽性を自らの雑誌の枠で成立させる事は不可能な状態になった。

オルタナvs80年代メタル

の抗争の中でやはり重要な役割を担って来たのが、

スラッシュメタル

と呼ばれる彼らで、四天王と呼ばれるMETALLICA、SLAYER、MEGADETHANTHRAXの存在は実はかなり大きい。特にMETALLCAに関してはHMというジャンルが市民権を得る事が出来た最大の功労者であることは、彼らの音楽の変化に対しての賛否はあろうと、その点は誰もが異存がないんじゃないだろうか❓

その彼らの最大のヒット作がコチラ

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Metallica - Enter Sandman [Official Music Video]

このアルバム(通称ブラックアルバム)がなかったならば現在のヘヴィネスは誕生しなかったであろうエポック的な1枚であることは疑いようのない事実だ。しかし、彼らをスピードからグルーブ感へ転身させた。つまり、このアルバムに大きな影響を与えたのが今回紹介するバンドだ。彼らはグランジ四天王の一つであり、その名は

ALICE IN CHAINS

彼らのこの曲をブラックアルバム製作時にジェームスがずっと口ずさんでいたのは有名な話だ。そして、いつもいつも前置きが長すぎて結局、バンドの事についてふれる量が少なくなる自分のBlogは無名の話だ。


Alice In Chains - Man in the Box (Official Video)

この曲が含まれた1stに関してはガンズのスラッシュもお気に入りであり、グランジの側に属していながら

HR/HM層から支持を得た稀有な存在だった。

だが、実は彼らはそうなる要素が普通にあった。というのも、ギターのジェリー・カントレルは、当初よりDOKKENジョージ・リンチ好きを公言していたし、METAL CHURCHのアルバムにも参加したりもしている。そう。どっちかというと彼らは、

HR/HMをベースに当時の音楽性を見事に取り入れた

のだ。だから同じ四天王でもNIRVANAカート・コバーンの彼らに対する批判は辛辣だった。

あいつらずっとヘアスプレー使って商業的なロックに何年もいたのに、急に髪洗うのやめてネルシャツ着はじめてわけわかんないよな。

的な主旨の発言をしていたように思う。カート・コバーンが言うことはわからないわけではない。ただ、結果的にオルタナ勢からもHR/HM勢からも本物と見なされなかった彼らの音楽が

その後のクロスオーバー化した現代ヘヴィネスに一番貢献した

のではないかと思わせるところが非常に興味深いのだ。きっと彼らがいなければ、STONE TEMPLE PILOTSも存在しなかったであろうし、そのストテンをこよなく愛したLINKIN PARKの登場もなかったのかもしれないと思うと、やはり

伝説にはなり得なかったが、はるかに大きい貢献をした

と言える。いわゆる

「名より実を取った」

みたいなものか。

彼らの最大のヒット作である2nd。もうこの曲が

一撃必殺の破壊力‼️


Alice In Chains - Them Bones

そして彼らに続いたストテンをはじめ現代ヘヴィ・ロックに至るまで、色んなバンドが影響を受け表舞台に出てきたが、やはり彼らほど

ウネリを作れるバンドは存在しないんだよなぁ。


Alice In Chains - Would?

その後、ボーカルのレイン・ステイリーは薬物問題に悩まされ。3rdはボーカルパートが減ったり、バンドは長期休業を余儀なくされ、2002年に薬物のオーバードーズでこの世を去ってしまう。このままバンドは自然消滅かと思われたが2006年に新たなボーカルを入れ、シーンに復帰。この頃にはいかなるジャンルも飲み込んだシーンが既に確立され、彼らはそのシーンをつないだミッシングリンクとして迎え入れられることとなる。しかし、レインの圧倒的カリスマ感と存在感のある声にジェリーのコーラスが絡む様は何年経とうが

奇跡の化学反応

を起こすなと認識させられる。レインの新しい声はもう聴けないが、稀代のボーカリストが色褪せる事はない。RIP

 

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