ここまで音楽性を変えて評価されたバンドはいないのでは❓ーFALL OUT BOY
アーティストにとって自分のやりたい音楽を自由にする事は非常にリスキーな事だ。特に元々のジャンルの枠を飛び越えた時は、殆どの場合
賛否両論
となる。特にこれまでの音楽性で成功していた場合その反動は、
かなり厳しい
ものになる。時にはそれがバンドの存続に関わるような事にさえなりかねない。90年代は多くのバンド(特にHR/HM)が失敗したのは何度も言っている通り。ただ、彼らの場合、レコード会社との絡みもあり本人達が本当にやりたかったのかどうかは不明だけど…w自らがその音楽性を変えて、それでも人気が落ちないバンドはホント稀だ。そこにはアーティストの気持ちとファンの気持ちに乖離があるからだろうねー。
アーティスト側としては、
自分達の音楽的成長を止めたくない
のだろう。一方で
ファン側としては、
そのバンドの「らしさ」
を求めている所もある。だから方向転換は「裏切られた」と感じてしまうにだ。とは言え毎度同じ事をしても飽きられるんだけどね。どっちやねんみたいなw
昨年はLINKIN PARKが大きく音楽性を変えて物議を醸し出した。チェスターの自死によって結果遺作となってしまった今作はその後もチャートに居続けているけれど、もし、それがなければ、もっと早くチャート圏外になっていたんじゃないかなと個人的に感じているのは自分が天邪鬼だからだろうか❓元々このバンドは実験的な音楽性を持っていたのでどのように変化してもおかしくはない類のバンドだったにも関わらず、賛否があったという事実はやっぱり方向性を変えることの難しさを物語っているのかなと思う。
そんな中、見事に自身の音楽性を
華麗に
そして
力強く
広げていったのが今回紹介するバンドだ。
FALL OUT BOY
どの時点から彼らを聴いたかにもよるけれど…果たして現在の彼らを
PUNK BANDと捉えている人はどれくらいいるのだろうか❓
活動休止前と活動休止後の音楽がこれほど違うバンドはかなり珍しいし(片鱗あったにせよ💦)、そして何よりこの大変化が
過去のファンも含めて受け入れられることは凄い事
だと思う。これはあのMETALLICAでさえ出来なかった事なんじゃないかな。通常、音楽性を大胆に変えた場合、
一定数の既存ファンを失った代わりに大衆性を獲得する
という場合が多いのにだ。彼らの活動休止後の復活作はホント
度肝抜かれた‼️
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快進撃が続く復活第2弾‼️
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映画「ベイマックス」のエンディング曲となった
エモと言われるジャンルで頂点を極めたのに、この果敢なチャレンジで彼らはジャンルの
殻を破った‼️
し〜もネ〜タか〜いw💦
誤解を恐れず言えば、彼らの曲は時にONE DIRECTIONとかが歌っててもいいのではと思うくらいキャッチーで、多くの人へ訴えかける普遍のメロディーが多々ある‼️それを単なるPOPとせずにROCKとして自分達の流儀にしっかり消化しているのが凄い‼️
そんな彼らが
いつの間に出してたの❓
ってこの間ビックリして即買いwした最新作‼️
まだ聴き込んだわけではないけれど、今回はいくぶん前2作に比べ大人になったかなぁという印象があるかなぁ。ちょっと「THE LAST OF THE REAL ONES」と「CHAMPION」のイントロのキーボード似てね❓などのご愛嬌もあるんだけどw
去年はいいアルバムが出たにも関わらず低調だったROCK勢。2018年最初の大物はどのような結果を残すのかは今から楽しみだ‼️