生命保険加入・見直しの際に気をつけて欲しいポイント〜購入プロセスと保険医学
車を買う。投資をする。服を買う。世の中が経済で回っている以上、そこには必ず売買契約が伴う。その商品の価格帯、またはリスクなどで即決出来るものもあれば、購入まで家族と話し合い時間が必要になるようなものもある。ただし、通常何かを購入するときの流れは大体以下の通りかなと思う。
- その商品が欲しいと思う(購買意欲)
- 資料を見積もり、数社から話を聞く
- 見積もりを出してもらい、どこの商品がいいか、担当者としての資質などを見極める
- 契約を結ぶ
- プランの再検討などを確認していく
通常の流れはこのような形で問題ないのであるが、こと生命保険と不動産も、このような流れを踏む人がいて、意外と途中から話が変わってしまうことが多い。なぜなら…
保険には告知が必要だからだ。
入りたくても健康状態によっては入れないのが保険。そして、加入する内容によっては、思った以上に条件が厳しい時もある。そして、加入出来ないと知ると「日常生活を問題なく過ごしている自分がなぜ❓」と不安になったり病人扱いされたと怒りが込み上げてくる人も珍しくない。ただ、知っていて欲しいのが
日常生活に問題ないことを問題視することが保険医学
ということ。
ってなるよねw簡単に言うと例えば、100人の患者がいて95人が完治する病気の場合、臨床医は95人の方をみるが、保険医学は5人の方をみる医学なのだ。話はそう単純じゃないという批判もあるかもしれないが一般人の感覚としては大体そんな感じで考えてくれた方が対策は練られやすい。例えば、
- 喘息を持っている
- 帝王切開をしている
- 精神疾患を持っている
- 過去5年以内にちょっとした手術をしている
- 症状はないが定期的に検査を受けている
- 不妊治療など一般的には病気と分類されないもので通院している
- 最近職業を変えた
などが該当する場合、注意が必要となる。要は保険は健康なうちにしか加入できない商品だから(職業については今回は別として)、散々悩んで話し合って検討して決めたとしてもいざ、加入する時になってそれを言われた場合、お互い時間の浪費が半端ない場合があるのだ。契約しようとする側からしたら勧めておいてって思うかもしれないし、実際、それでトラブルになって自分が駆り出されることは非常い多かった💦
こういう経験から以前保険会社にいた時、自分は契約に関して様々な実験をしてその契約が通るくらいの病気かどうかを探り続けていたものだ。
それで在籍していた所を転勤しても、そういった査定に詳しい事を知っていた部下が情報を取って、相談の連絡が結構あった😀会社の引受条件はあくまでblack boxで営業現場の人間も探らないとわからないことが多々あったのだ。
保険は勧められているときは拒否反応が強いものだが、逆にこちらから断ったり、入れないと知ると苦情を言いだす人も少なくない。ただ、こっち側からすると気持ちはわかるけれど、それは何となくわかってたでしょ❓確信犯じゃね❓って思うこともあったのも申し訳ないけれど事実。
保険の話なのに不動産も入れたのは、通常、家などを購入する場合、ほとんどの人がローンを組むことになる。その場合、融資先が民間の金融機関ならほとんどの人が団体信用生命保険(以下団信)に加入するわけで、当然、生命保険と名前が付く以上、告知の必要性は生じてくる。以前、団信に加入できなかった例を話した思う。読んでない人は関連記事を添付するので是非見て欲しい。
今後、ブログで少しずつポイントを紹介したいなと思っているけれど、とりあえず保険検討の際、まずは自分の健康状態。それを自己診断ではなく、健康診断などでチェックしておくことも大事。若い人は特に何も問題ないからと言って見たら捨ててしまう人も多いけど、内容によっては健康診断の提出が必要になる事もあるので、しっかり保管しておくことも大事だよ‼️
2018年11月22日加筆
読んだ方は是非🙇↓