保険の給付の違い〜定額給付型と実損填補型
2018/9/29加筆
保険の給付は大きく分けて2種類(定額給付型と実損填補型)ある。
どんな風に違うのかというと
定額給付型
皆さんも生命保険や医療保険を検討する時、
死亡保障は◯千万円
とか、入院したら
1日あたり◯千円
と言うふうに考え、契約しているかと思う。これが定額給付型つまり、
契約上(約款上)定められている状態に該当したら、その契約されている金額(定額)が支払われる
というものです。なので、例え、60日入院し、60万円治療費などに掛かったとしても、契約が1日あたり5,000円なら30万円しかおりないということ。逆にちょっとした入院や手術でも意外と多く給付される事がある。例えば1泊2日の入院で病院に20,000円支払ったけれど保険で50,000円降りたみたいな感じだ。こういった事がよく
保険で儲かった
発言につながるのだ。それに対して
保険料ずっと払ってんだから得してるはずないだろ。バカだなぁ。
という声が聞かれるが、確かにそうだけど、
気持ち的に本人が得した気分っての思っているならいいんじゃない❓
まぁ、それが騙されているんだよと言う人もいるかもですが…。せっかく掛けてた保険が役に立ったんだからさ。
このように医療保険や生命保険で良く使われる定額給付型に対して自動車保険や火災保険などで用いられるのが
実損填補型
このタイプは、
実際に被った損失に対し、給付が行われる
というもの。例えば、その損失が10万円であれば、給付は10万円。100万円であれば100万円と言った具合だ。つまり、理論上は
損はしないが得になる事もない。
但し、そうするとここでも保険料は発生しているわけだから、ちょっとした給付では
その分は損している
という事になる。結局のところ、定額給付型も実損填補型も
ちょっとした給付では得はしないのだ。
が、自動車保険や火災保険は無駄とは言われず、医療保険や生命保険は良く掛けた分取り戻す事はないからムダだと言われる事が多い。良く言われたのが
①大事故の為に自動車保険や火災保険は備えているんだよ‼️
まぁ、確かにそんな場合はとても自分では払いきれないし、万一そんな事が起こってしまった場合は支払った保険料以上のものが返ってくる。でも、それは、
死亡保険も同じだよ。
②損害保険は場合によっては何億という補償もしてくれるのに生命保険は保障は◯千万しかないのに保険料が高いじゃないか❓
いやいやいやいや💦リスクの問題だし。
交通事故という限定された条件で高額所得の方に死亡事故をしてしまうリスクと、交通事故を含む全ての死亡のリスクの差。
③自動車保険や火災保険は相手に迷惑がかかるから。
相手というのは、どこからの範囲を指すのかわからないけどが、貴方に万一の事があった場合、遺された
妻や子供は迷惑をかける相手に入らないのだろうか❓
既婚じゃなかったとして、万一の場合、自分より先に逝かれる事を予想もしていなかった貴方の為に葬儀をする
両親は迷惑をかける相手ではないのだろうか❓
身近な相手。もっとも重要な相手の事をしっかりと思いやって考えて欲しい。
いずれにしても、金融商品関係の中で保険は、おそらく
唯一、顧客に損を前提として作られているものかもしれない。
でも、それが保険なのだ。
読んだ方は是非🙇↓