佳◯(よしまる)流 家計のそもさん/せっぱ

家庭(または企業)のスリム化や資産運用を応援のはずが今やただの雑記ブログに…w

2020年代ロックはどのような方向へ向かうのか勝手に推察するため10年代を振り返る

いよいよ振り返りは最終章へ。あれからかなり時間が経ってしまったけどねw 

yoshimarufp.hatenablog.com

しかし、ここで気をつけて欲しい事が一つある。これまでの振り返りに関しては個人的な意見ではあるが、おそらくそうは間違ってないんじゃないかなぁと思うけど、実はこの年代からは、もしかしたら見当違いかもしれないという可能性もある。それは何故か❓答えはズバリ

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懐かしいね

私の年齢だ💦

2010年代は自分も30代から40代に入っていていわゆる流行りを作る若い世代のことに疎くなっているのだ…😭また、今でも新しいアーティストは試聴するんだけど、どうしても

「あ〜これ◯◯っぽい」

とか思ってしまう事が多くなり、なかなか若いアーティストに手を出しにくくなって来た。更に昔から聴いて来たアーティストも健在で、そっちの新譜を優先させる事もしばしば。

 

自分が10代20代の頃、要は80年代から90年代に、おじさま達がその頃活躍していたアーティストに対し、「オレ達が聴いてた音楽の焼き直しだ」と言って来た事にイラっとした事も多かったが、自分もそっちに近くなってしまったような気は否めないんだよなぁ。残念ながら💧しょうがないんだよね。以前も載せたことあるけど、こういう事なんだよね。きっと。

nme-jp.com

とは言え実際に世の中の多くの業界(例えば芸人の世界など)と同じように音楽業界でも、世代交代がなかなかされにくくなっているのも事実なのかもしれない。雑誌の表紙を飾るのは未だに30年近くメンツがほぼ変わっていない気がする(HR/HMではメイデンやプリースト、ハロウィンで一般ロック誌ではレッチリU2、フーファイなど)し…。ただ、雑誌という媒体自体が既に我々向けであって既に若い人は雑誌でアーティストをチェックしていないという可能性もあるのだが…。

 

さて、それを踏まえてもらって自分なりの10年代を振り返ってみると、やっぱり最初に感じるのは

80年代への回帰

ではないかと思う。それは90年代に酷評された80年代音楽が00年代に見直され、その音楽を聴いて育った90年代以降のアーティスト達がそれぞれ地位を確保し、自身のバックボーンを素直に表現する事が出来るようになったからではないだろうか❓そしてこの年代を語る上で外せないEDMの台頭も、どこか80年代を感じさせる雰囲気を持っていた。特にこのジャンルを語る上で外せないDaft Punkは最新作(と言っても、もう6年くらいなるのか💧)では80年代に思い切り舵を振り切った作品となりグラミーも受賞した。

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そして上記以外のポップ市場も80年代へ回帰したかのような曲が次々現れ、2人の大物が生まれた。そう、まるでマイケル・ジャクソンとマドンナのように

ブルーノ・マーズ

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ブルーノ・マーズ

レディー・ガガ

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レディー・ガガ

がシーンに君臨する。

 

これらの音楽性はロック市場へも無関係ではなかった。時代の流れで数多くのロック・バンドがEDMを取り入れ80年代のきらびやかさをまとっていく。デビュー以来ロックへの傾倒が顕著だったミューズは最新作で大胆な変化を打ち出し、デビュー当初はデスコアやメタルコアだったブリング・ミー・ザ・ホライズンの最新作では、初期の音楽性とは全く別物と言える劇的変化を遂げ、初のグラミー賞へノミネートされる。

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他方でフォール・アウト・ボーイやパニック・アット・ザ・ディスコのようにダンサンブルなポップと融合させていくバンドやマルーン5などを筆頭に世を席巻しているヒップホップやR&Bを取り込むバンドも出て来た。ただこれらの流れは残念ながら

新たなジャンルやムーブメントとして認識されてはいないのが現状だ。

なぜなら、これらのバンドの多くは元々の音楽性で地位を既に得ていて、その中で行った新機軸でしかないからだ。これまでムーブメントを作ったバンドの多くは

デビュー当初の音楽性で流れを決めて来た

のがほとんどなので、ロックの新たな形は示せど、続く新人達で爆発させない限りは新たなジャンルとしては認識されない。しかし、それが続かない所が現状だ。以前紹介した彼らも残念ながら、そこまでは至らない。

yoshimarufp.hatenablog.com

90年代に多くの80年代ヘヴィ系バンドがオルタナへ変化し、ことごとく非難され失敗したのとは異なり10年代では多くのヘヴィ系がEDMを取り入れていき、それまでの音楽性を変化させても、さほど批判がないという事は、音楽性という言葉が昔ほど重要視されて来なくなった感じもある。

 

こうして見ると10年代はロックのあり方を変えた。その一番の要因はいわゆる

バンド・サウンド=ロックではなくなった

という事ではないだろうか❓90年代にサンプリングを駆使したインダストリアル・ミュージックの雄ナイン・インチ・ネイルズ

ロックを表現する上でデジタルを活用し

テクノでありながらロックでもあったプロディジーアタリ・ティーンエイジ・ライオットなどデジタルなロックは確かに存在していたが、それはあくまで

ロックのアティチュードをデジタルで表現する

というものであった。が、今の流れはニュアンスが伝わるかはわからないが

デジタルでロックを表現する

方法論が増えたような時代になったと思う。ギター、ベース、ドラム、ボーカルという4つの楽器が揃わなくともバンドは成り立ち、音楽は表現出来る時代になったのではないだろうか❓結局、純然たるバンド体制のロックとしてこの年代を貫いたのは、メインストリームとしては

イマジン・ドラゴンズ

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になるだろう。

 

ヘヴィ系は、ジャーニー、ボン・ジョビやデフ・レパードなどがやっと正当な評価を得てロックの殿堂入を果たすもメロディアスなロックを奏でる新人はチャートの上では皆無でありアメリカ全体のヘヴィ系としては、もう脳みそ筋肉系しか受け入れられないかのようなチャートアクションとなる。その中で一番の成功と言えば

ファイブ・フィンガー・デス・パンチ

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になるのかもしれない。最近になりグレタ・ヴァン・フリートなど往年のバンドスタイルの若手が出て来たがハードロックに関しては未だに一部のベテラン以外は70年代スタイルが主流のようだ。

 

こうやって振り返ってみると全体としてのロックの低調感はどうして否めないが、これらの流れを踏まえていよいよ来るであろう2020年代のロックを願望も込めつつ予想してみたい。

 

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