なるほどなぁ〜とコクコク頷きながら読んだのは…〜刻刻(こっこく)〜ネタバレあり
さて、以前おススメした
この作者が描いているんだから面白くないはずがない‼️と思って先日
一気読みしちゃった
のが、コチラ
刻刻
新品価格 |
どうやら、自分が知らなかっただけでこのマンガ
アニメ化もされていたらしい。
さらには
マンガ大賞2011にもノミネートされ、水木しげる氏が近年最高の80点を付けたり、小説家の伊坂幸太郎氏も、面白いマンガありますか❓と聞かれたら真っ先にこの作品を口にするという絶賛ぶりだったらしい。
さて…読むか…と手に取り
速攻で物語は加速する💦
この点は今のゴールデンゴールドとは真逆の展開‼️こういう入り方も出来るのかぁと思わず唸る。が、中盤で見せる丁寧に説明しながらもダレる事のない
緩急自在
の展開が素晴らしいかった。
あらすじは
主人公で現在失業中の佑河樹里の一族は女性(但し、主人公は除く)が働き男性はダメダメの家系。無職の父 貴文、ニートの兄 翼、隠居の祖父(じいさん)が暇を持て余し、一方で母親、シングルマザーの妹 早苗は生活のため毎日を忙しく過ごしていた。そんな一族の期待の星は甥 真で、女性陣が彼らのようにさせまいと奮闘していた。
そんなある日、甥と兄が幼稚園からの帰りに誘拐される。犯人から身代金要求の電話が掛かってくる。しかし受け渡し期限までは30分しかなく、間に合わないと悟った樹里は、犯人と刺し違える覚悟で2人の救出へと向かう決意したその時、じいさんが佑河家に代々伝わるという
石を使って時間を止めた。その術の名は止界術と呼ばれるものだった。
人も物も森羅万象が止まった止界で樹里たちは2人の救出へと向かう。
自分たちを邪魔する者は誰もいないと確信したその時、何故か自分たち以外の動く人間たちに遭遇し急襲されてしまう。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」の教祖 佐河順治と、幹部と金で雇われた外部の人間。そして幼少時代に止界に入ったことのある間島翔子だった。彼らの目的は、佑河家にあるとされる「止界術の石」を手に入れることだった。
さて、いわゆる
時空系モノ
って、時が止まったり、過去へ戻ったり未来へ行ったりするんだけど、このマンガは
あくまで時の進みは一方であって、止めた世界の中で物語は進行している
のだ。ちょっとした事だけど、ありそうでなかった展開かなぁ〜。
登場人物は総じて
地味目
だけれど、天才同士の駆け引きとか美男美女がわんさかみたいな圧倒的に魅力的なキャラではないからこその現実感があるような気がする。
まぁ、これに関しては作者が実は魅力的なキャラ作りに注力していたというならごめんなさいだけど…w
敵キャラ
最後こんな感じになるw
止界に巣食う異形の者(元は人間)
や、緊迫した場面でも時に抜けた感じがある展開など
誰かに似てるなぁ〜と思ったら
あっ💡
この方のマンガが好きなら、これはおススメ‼️ゴールデンゴールドでは感じなかったけど、このマンガだと少し画風も似ていると感じる場面もある。アシスタントしていたとかいう情報は聞いた事はないけど…どうなんだろう❓
まぁ自分のお気に入りは、おそらくこのマンガの影の主役とも言える
じいさん
と、影のMVPは
主人公の親(中年ニート)のクズっぷりかなw
読んだ方は是非🙏↓