イギリス出身ながらも感じる西海岸の風〜A
梅雨まっただ中だけれど、明けたらいよいよ夏本番‼️海や山、そして音楽も夏フェスなど盛りだくさん‼️ホント楽しみだね〜って、
どれも行く予定ないけれどw
さて、夏になるとミクスチュア・ロックやポップ・パンクなどが非常に似合う‼️と言ってもそこは佳◯流‼️そんじょそこらのミクスチュア・ロックを紹介するわけはない‼️もちろん
どマイナーながらもキラリと光る原石
にして
原石のまま終わってしまった
バンドを今回は(も❓)紹介したい。そのバンドの名前は
A
いやさぁ、90年代はまだまだCDの時代で、棚から探しやすいようにという事で付けられたこの名前も、ネットで検索して音楽を聴くこの時代にはすっかり不向きで
なかなか検索してもヒットしにくい(苦笑)
もちろん、売れに売れたバンドであれば、また違うのかもしれないけれど…w
さてさて、一聴するとメロディー的には夏フェスが似合うようなこのバンド。売れなかったのはもしかしたら
もう少しギターが軽めだったら、飛躍していたかもしれない
ってところかもしれない。自分的にはそこが好きなんだけど…w
当時は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなどラップ・メタルでヘヴィな音を出すバンドもいたけれど、ヘヴィな音はシリアスな歌詞が大半だった。一方でゼブラヘッドのようにコミカルな部分も出すバンドはよりパンキッシュな音が多かったし、そういう音じゃないと受け入れられないある種棲み分けのような物があったような気がする。ヘヴィなラップ・メタルやNu メタルと言われた混沌をまとめ上げたのがリンキン・パークであり、ヘヴィ系ミクスチュアとパンク系ミクスチュアをまとめ上げたのがロストプロフェッツだと自分は思っている。彼らの作品もちょうどその時期ではあるけれど、残念ながら上記のバンドのようにシーンに切り込む事も、彼らの波に乗る事も出来なかったかなぁと思う。
とはいえ、そのクオリティはなかなか侮れない。まずはこの曲を聴いて欲しい。
ヘヴィなリフに人を小馬鹿にしたような打ち込み。それにパンクともメタルとも言えない独特のハイトーンが絡み合う様は、なかなか唯一無二の存在感を出している。アメリカ西海岸のような陽気さの中にイギリスらしいシニカルさがうまく融合している。
他にも
疾走感溢れる曲や
エモにも通ずるメロウな曲もあるんだけど、西海岸の音楽が好きな人にはわずかながらに音が重かったか。または隠しきれないイギリスらしさが災いしたか。逆にヘヴィ系が好きな人にとっては、ワイルドハーツまでがやっぱり限界値だったか陽気過ぎたのかもしれない。
このアルバムは2002年発売だったけど、毎年夏に必ず一度は聴きたくなる。そして、もし、もう少しだけ遅かったら…もう少しだけ時代が彼らの音楽に柔軟であったなら…そう毎年思ってしまう惜しいバンドだった。
読んだ方は是非🙏↓