佳◯(よしまる)流 家計のそもさん/せっぱ

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3月11日…被災者の思い…遺族の思いが詰まっていて〜魂でもいいから、そばにいて

今日で3月もいよいよ終わりですねー。今回帰省した時に本を買いました。

涙なしには読めません。

自分も被災した側だけれど、内陸で津波の影響はなかった。この本に載っているのは津波で家族を喪った遺族の不思議な体験と言葉の数々です。

 

 

どれだけ土地や建物が復興しようと、喪ったものまでは復興する事は出来ないという事実がそこには記されている。後悔や自責の念にかられた遺族に起こる不思議な出来事は霊を信じる信じない関係なく、きっとそれは遺族にとっての

真実なのでしょう。

会いたいけれど、会えない。叶わない願いだと思った遺族に起こる不思議な出来事は彼らの生きる活力になっていく様子に何度も手が震えます。

 

 

震災ではないけれど、自分も兄を亡くしているので、遺族の思いが凄く伝わって来る。魂でもいいから会いたいという思いに胸が熱くなります。

 

 

残念だったのは、この本は前から欲しかったんだけれど

都内では手に入らなかった事。

やっぱりこういう物こそ、被災した土地ではなく他の地域の方に読んでもらいたいんだけどな。

あの時、何があったのか。

遺族は何を思っているのか。

そこに起こった奇跡とは何だったのか。

きっと100年後は、この出来事は数字だけがそこにあった事実として残されていくのだろう。自分が関東大震災を授業で学んだ時のように。それは致し方ないものかもしれない。けれど忘れちゃいけないのが18,000人という行方不明者、死亡者数はただの数ではなくて

1人1人の痛ましい出来事が18,000件あったのだ

という事。

 

明日から新年度がスタートする。もう小学生の中には震災を知らない世代も出て来ている。それが現実だ。全ての出来事は残念ながら風化してしまうし、人間は忘れる事が出来るからこそ未来を作れるのかもしれない。

 

ただ、この本には忘れてはいけない事実と家族の絆を問いかけてくれる。不謹慎な言い方かもしれないけれど泣きたい時に読めば泣けるし、読んだ後は、何か爽やかなあたたかさも感じることが出来るいい一冊だった。

 

読んだ方は是非🙏↓

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