90年代アメリカからデビューしたメロハーの隠れ(過ぎ)た良盤❗️〜MARA
2018/8/22加筆
94年発売のアルバム。
うわっ💦もう24年前❓そりゃ年取っているわけだわ💧
ってか、このバンド。このアルバム何が失敗って、曲はメロディアスでコンパクトな楽曲なんだけれど、出てきた時、
ドリームシアター(Dream Theatre)のようなって感じで売り出そうとしていた。
某HM/HR雑誌のインタビューで中心人物だったギタリストも最初に自分のバンドを聴いて皆が感じるのはドリームシアターだと思うって言っちゃってたしね(ってか、ドリームシアターも、もうそんな昔からいるバンドなんだよねぇ。今でも一線級にいるって凄いよなぁ)💦いや。まったく影がないとは言わないけれど、プログレ市場に殴り込むにはちょっと展開がストレートだったんじゃないかなぁ。
とはいえ、当時日本で圧倒的な支持を得ていたドリームシアターに自分は、そこまでのめり込めなかった。元々長い曲やプログレが苦手だったからだ…。で、実はもし、最初にその辺の情報が入っていたらこのバンドにおそらく手を出していなかっただろうなと思う。売り出そうとしていた方向より雑誌でのレビューではAORっぽいとかボン・ジョビ(Bonjovi)に近いという評価だった。だから購入したんだけれど…。結局
どこがボン・ジョビじゃい😤
って思ったのが第一印象。いやさ。例えばファイヤーハウス(Firehouse)がBonjoviに似ているってのなら許せるよ。もちろん、ここで言うボン・ジョビは「キープ・ザ・フェイス」以前のね。けどこれは共通点はアメリカ出身ってとことメロハーって事だけじゃね❓って思ってしまったため、買ってすぐ聴き込むことはなかったんだけれど、何度か聴き込んで(当時高校生だったので、失敗したと思っても何枚も買う事も出来ず聴き込むしかなかったという事情もあった💧)そう言った先入観が消えた時、
ついにこのアルバムが光を放ったのだった。
まずはオープニングを飾るこの曲を聴いてもらえればわかると思うけど、艶のあるボーカル(そこがボン・ジョビ感は一切感じられない理由の一つでもあったんだけれど💦)と派手さはないものの、意外と手堅いテクニシャンの楽器陣。あくまでテクニックに走るわけではなく、ボーカルを際立たせた良質のHRに仕上がっている。
まぁ、もうちょっと時代が時代であれば、ホワイト・ライオン(White Lion)くらいの注目度までいけたのかもしれないけれどねぇ。時代はグランジだし💧良くも悪くもゴリゴリのHRではなく、一般層でも聴ける感じのこの控え目な感じがHR層にもうまく機能しなかったところもあるかなぁ。でも、メロウなこの曲なんかは
メロハーファン必聴モノ‼️
サウンド・プロダクションは軽すぎてちょっと残念なところあるんだけどねぇ。
まぁ、結局そこから音沙汰がなくなって4年後に出た2ndは、こっちこそ
完全にプログレ要素が強くなった
感じだった。しかも、自分たちでドリームシアターとか言ってたくせに、そっちよりではない方向のプログレ(例えばマリリオンとか?まぁプログレそこまで詳しくはないんだけれど)へ進む。で、結局そのまま消息を断つみたいな。
でも、2ndのライナーノーツには全員父親になったと書いてあったから、
みんな幸せな人生送っていればいいな。
こうやって作品出したって売れた売れないで我々は語ってしまうけれど、出すこと自体が凄いことだし、本人達にも一生の誇りだし、子供達が楽器に興味を持った時、あるいは持たなかったとしても、異国でもCDとか出したことあるってわかったら、きっと見直す(別にそれまで見下されたと決めつけるわけじゃないけれど 苦笑)だろうし、尊敬すると思うもんねぇ。
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