Helloweenに劣らないクオリティもパッとしなかった隠れたジャーマン・メタルの雄〜Heavens Gate
以前『アメトーク』でやっていた
「じゃない方芸人」
いわゆる売れているコンビで世間にあまり認知されていない方の芸人が集められてその苦労を語る回だ。
自分の家系はギャンブルが苦手だ。嫌いというより二者択一が苦手なのである。今の若い人にはあまり馴染みがないかもしれないが、例えばビデオにしてもVHSとβmax。液晶テレビとプラズマテレビなど時代の流れを読むことをことごとくあやまってしまう。大学時代なんて、自分の大学が山にあったから当時少しずつ周りで持ちはじめていたPHSも、携帯なんて絶対持たないと思っていたが、結局固定電話と携帯電話の現状を見れば、自分の選択があやまっていたのは明白だ。だからなのか、自分が好きになるアーティストも、ついつい「じゃない方」になってしまう事が多い💦ビートルズとストーンズ、ツェッペリンとパープル、オアシスとブラーのように、両方とも売れているのであれば救われるけれど…そんなレベルにはない。ある意味対決にさえなっていないのだ。これも自分の性格が、みんなが聴いていないアーティストを探したい傾向にあるので、対決というより、同じジャンルで広く聴かれているアーティストに勝手に対抗して自分だけのお気に入りを探して勝手に勝負を挑んでいるだけなんだけれど💧
ただ、勝負になっていないのは売上ベースの話であって、クオリティの話をしているのではない。もし、何かしら環境が違っていたなら…。今回は、そんな高クオリティ低評価❓のバンドを紹介したい。そのバンド名は
Heavens Gate
このバンド。ジャンルとしてはいわゆる
ジャーマン・メタル
になる。その後、メロスピと言われるジャンルの祖のひとつだろう。このジャンルでは圧倒的な先駆者がいる。そのバンドは
言わずと知れたジャーマンメタルの雄。自分も好きなバンドの一つで新譜が出れば必ずチェックしている。メンバー間では色々あったがマイケル・キスクやカイ・ハンセンも参加してツアーに出たりと年月が皆のわだかまりを溶かしたんだなぁ。そりゃ自分もおじさんになるわ🙂と感慨にふける出来事も。自分はアンディ・デリスも好きだし、未だにキスケばかり言う人はどうなのかなとも思う部分はあるんだけれどねぇ。もうデリスの方が長いわけだしさぁ。ヴァン・ヘイレンやブラック・サバスもそうだけど…。まぁ、オリジナルメンバーがいいというのは理解できなくはないけどねぇ。モヤさま大江ファンも10周年スペシャル見て大江アナが出た時ちょっと感動したもん😆まぁ、そんなジャーマン・メタルと呼ばれるバンドが数多く出て来た時代に、このバンドも出て来たんだよね。で、このバンドは基本的にHelloweenと同タイプといっても差し支えないのではないだろうか❓トーマス・リトケの個性的なボーカルと、サシャ・ピートの個性あふれるギターワークが絡み合った本名作なのがこのアルバム
1991年『Livin’in hysteria』
アルバムとしては、これが最高傑作になると思う。ただ、彼らの曲で自分が一番好きなのは「Rising sun」。この曲は、彼らをいち早く支持した日本ファンへ向けた曲なんだけど、そんな嬉しい情報抜きにして名曲‼️
もう、既に日本ではHelloweenは不動の人気を得ていて自分の周りにもファンは多かった。そういう人に対して「俺、こんなバンド知ってんだぜ」って聴かせて、ハマらせるのが楽しかったんだけどね。その後は空中分解みたいな感じになってしまったのは残念だけど、その後ギターのサシャがAngraのプロデューサーになったりと、このジャンルの進歩に大きな足跡を残した計り知れない。もう少し華というかメジャー感があれば良かったのかもしれないけど、今、改めて聴いても良いと思えるバンドのひとつだ。
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2015年に輸入盤ではあるが、ベスト盤がリリースされている。再評価される事を期待したい。
読んだ方は是非🙇↓